
CONCEPT
汚染されていない情報を、集める。
大阪府警で21年、捜査の現場に立ち、外資系コンサルティングファームで培った経験を、平時の「ステルス・ヒアリング」と、有事の「ロジカル・インタロゲーション」という、ふたつのメソッドに体系化しました。
目指すのは「嘘を見抜くこと」ではありません。相手の記憶や供述を汚染せずに集め、あとで第三者が見ても検証できる形で残すことです。
TWO METHODS
ふたつのメソッド
平時の失敗は、情報が足りないこと。有事の失敗は、汚染された情報を、足りていると思い込むこと。失敗の形が違うので、聴き方も分けて設計します。
ステルス・ヒアリング(平時)
場面:1on1・採用面接・退職面談など、日常の対話
相手を警戒させずに、本音や違和感が出てくる場をつくる聴き方です。質問を重ねるほど人は口を閉ざす、という逆説から出発します。
ロジカル・インタロゲーション(有事)
場面:内部通報・ハラスメント・不正の調査面談
誘導や追及で情報を汚染せずに聴き、供述と証拠を照合して、あとで検証に耐える記録を残す聴き方です。
FOUNDATION
土台にある、国際標準の面接法
英国警察が1992年に開発したPEACEモデルを基盤に、自白ではなく、正確な情報の収集と証拠との照合を目的とします。
P 計画と準備:目的、聴く順序、手元の証拠を整理します
E 導入と説明:目的・進め方・記録の扱いを伝え、安心して話せる場をつくります
A 聴取:遮らずに話してもらい、明確にし、必要に応じて矛盾を示します
C 終結:要点を確かめ、尊厳を守って終えます
E 評価:得られた情報と、自分の聴き方を振り返ります
PEACEモデルを支える3つの技法
認知的面接:記憶を汚染せずに、思い出す手がかりを増やす技法です。
SUE法(証拠の戦略的使用):手持ちの証拠を先に見せず、話を聴いてから照合します。
メンデス原則:強制によらない面接の国際的な原則です。人権と情報の正確さの両方を守ります。
認知的面接は、誤りをほとんど増やさずに、得られる正確な情報を大きく増やすことが、46本の研究のメタ分析で示されています(Memon, Meissner & Fraser, 2010)。
PRACTICE
メソッドを、組織に残す
01 台本なしで演じる:よくある場面を、いつもどおりの聴き方でロールプレイします
02 自分の癖に気づく:受講者同士の相互採点と講師の講評で、自分の応答の癖を確かめます
03 型を学ぶ:台本と手順を使い、なぜその聴き方が効くのかを理解します
04 もう一度演じる:同じ場面を演じ直し、相互採点で変化を確かめます
研修・診断・顧問を通じて、担当者が替わっても聴取の品質が落ちない手順を残します。当社は法律判断を行いません。事実認定の法的評価や処分の判断は、貴社の顧問弁護士、または当社と協業する専門家が担います。
BOOKS
著書で、より詳しく
このメソッドは、代表・八十島崇の著書『元刑事×コンサルの聴く技術』〈平時編〉ステルス・ヒアリング(2026年10月1日発売)と、〈有事編〉ロジカル・インタロゲーション(2026年11月1日発売)で詳しく解説しています。



